先日の台風21号の影響から、一時的に「心身症」のような原因不明の体調不良に陥って仕事を休んでいたんだけど、明日から復帰予定。幸い、会社の方も台風の被害で、軽微とはいえ設備の損傷が完全には復旧しておらず、通常の製造量からは程遠いこともあり、普段は人手不足で簡単には休ませてもらえないのに今回は休ませてもらえた…。
休んでいる間は、もっぱら読書をして過ごした。おかげで心身ともにリフレッシュできた。それから改めて、ゆっくり読書したり音楽を聴いたりする暇もないほど忙しい普段の仕事中心の生活(人生)というものが、人間の精神に悪影響を及ぼし、心身を蝕むかを痛感した。
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子供の時期は「夜明け」。
10代、20代、30代は「午前」。
40代、50代、60代は「午後」。
70代以降は「夕暮れ」。

先日読んだ本の中で、スイスの心理学者ユングが、人間の人生を一日に例えて表現していたのを読んで、うまいこと言うなぁと感心した。そして、午前と午後の中間であり、「人生の正午」とも言える40歳前後というのは、体力も衰えて若い頃のような無茶もできなくなり、プライベートでは様々なライフイベントが重なり、仕事でも昇進などでそれまでとは違った環境の変化に晒される年齢なので、誰もが精神的に不安定になりやすい。それまで築いてきた「自信」や、抱いていた「希望」に陰りが見え始めて、「大きな挫折」を味わう可能性がある…とも書かれてあった。

たしかに40歳前後というのは、「午前中の自分」を振り返り、来るべき「人生の午後」に備える年齢だ。スポーツの試合に例えるなら、「人生の前半戦」を振り返る「ハーフタイム」であり、「人生の後半戦」に備える年齢と言い換えることもできるだろう。
午前中の自分」の生活(人生)に充足感を感じて、自分が所属している社会の中で「自分の居場所」と呼べるような寛げる場所を確保できていれば、来るべき「人生の午後」を恐れる理由などないだろう。でも、「午前中の自分」の生活(人生)に不満があり、なんの充足感も感じず、所属している社会のどこにも「自分の居場所」が無いと感じていた場合、来るべき「人生の午後」に対して恐れおののき、不安と焦りを感じて情緒不安定になってしまい、精神すら病みかねないだろう。

自分の場合は後者だろうな。いつも片足を棺桶に突っ込みながら生きてきた気がしなくもない…。半分しか生きてこなかった男であり、半人前の人生だった…。

人生の正午を迎えつつある今の自分が、精神的に不安定になるのは無理もないことなんだろう。
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